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MAT式ドローイン分娩法

MAT式ドローイン分娩法とは

MAT式ドローイン分娩法とは、インナーユニット(体幹筋)を使う呼吸法を分娩に取り入れたものです。

一般的にインナーユニット(体幹筋)で囲まれた部分を腹腔と呼び、その中の圧力を腹腔内圧と呼んでいます。

分娩時は腹腔内にある子宮が収縮することは皆さんご存知の通りですが、その子宮をホールドしているインナーユニット(体幹筋)を分娩時、意識的に動かし腹腔内圧を上げる方法を私達はドローイン分娩法と名付けました。

腹腔内圧を有効的に上昇させることが出来ると、分娩が正常に進みやすいのでは?と仮説を立て、さまざまな試みをしてきました。

その結果、分娩第1期では児頭の下降促進、正常な回旋・進入が促されることや、分娩時間の短縮、母体の自律神経が整うことなどの効果がみられています。

更に分娩第2期で10秒以上呼吸を止めることがないため急激な胸腔内圧の上昇がないことから血圧の安定や、眼球結膜下溢血が起きず、胎児の酸素化にも有効です。また、インナーユニットを使用することにより腹直筋離開が起こりにくくなる等の効果がみられています。

ドローインとは元々運動器領域で使われている言葉・方法ではありますが、運動器の視点に基づき妊産婦の解剖・生理を理解し、幾つかの要点を押さえれば、今後皆さまの助産ケアとして大いに役立つと考えています。

是非、ドローイン分娩法について理解し、実践出来るよう学んでいただけますと幸いです。

​分娩にドローイン呼吸法を取り入れた回旋正常率(MAT調べ)

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